福元美穂選手 加入記者会見

5月21日(水)に福元美穂選手の加入記者会見を行いましたので、お知らせいたします。
日にち:5月21日(水)11:00
場 所:美作市役所(新庁舎)岡山県美作市美来1番地
登壇者:岡山湯郷Belle 高橋寿輝ゼネラルマネージャー、福元美穂選手
■高橋寿輝GMより加入の経緯について
私の方からは福元選手が加入に至った経緯を簡単にご説明させていただきます。
4月の頭にサンフレッチェ広島の強化責任者から、相談したいことがありますと連絡がありまして、その時には福元選手の名前は上がっていなかったんですが、4月5日(土)のアウェイでのニッパツ横浜FCシーガルズ戦の時に強化責任者にご来場いただきましてスタンドで一緒に喋りました。その内容が福元選手が岡山湯郷Belleに移籍したいと申し出ていますとお話をいただきました。
私は、2017、18シーズンにINAC神戸レオネッサで福元選手と仕事をしていた経験がありますので、ふくちゃんが来るんだったら是非ということでクラブ間同士で前向きな回答はさせていただきました。
来る4月24日(木)にエディオンピースウイング広島の中にあるサンフレッチェ広島の事務所に訪問し、福元選手と久しぶりにお会いして、彼女の熱い思いを聞きましたところ岡山湯郷Belleとして飛躍していくにあたり、この選手がいなければ成し得ないじゃないかなと思い、その場で獲得の合意をさせていただきまして、今に至る次第であります。
■福元美穂選手よりご挨拶
みなさん、こんにちは。本日はお集まりいただきありがとうございます。今ここでお話しさせていただいるのも本当に信じられないというか夢のような感じなんですけど、自分の気持ちをしっかりお話しさせていただければと思います。
この度、サンフレッチェ広島レジーナから移籍してまいりました福元美穂です。
9年ぶりに湯郷ベルでプレーさせていただくことに本当に感謝しております。
湯郷ベルを退団してからINAC神戸レオネッサ、ちふれASエルフェン埼玉、そしてサンフレッチェ広島レジーナでプレーさせていただき、今シーズン、サンフレッチェ広島レジーナで引退しようと考えていました。
ですが、ずっと心に引っかかっているものがあって、それは岡山湯郷Belleへの想いでした。
私は高校を卒業してから15年間、長い時間チームに成長させていただき、本当にたくさんの方に応援していただきました。ですが、さまざまな事情がありシーズン途中で退団しました。辞めたことに対しては全く後悔はしていないですが、応援してくださっていた感謝を伝えきれず、それがずっと心に引っかかっていて、このまま引退してしまったらずっと後悔してしまうんじゃないかと思い、悩んでいっぱい考えて出した答えが湯郷ベルのユニフォームを着て、感謝を伝えたいという思いでした。
湯郷ベルを退団したときに、全てを失ったような感覚でした。サッカーも辞めましたし、サッカーをやりたい気持ちがあるんだったらやったらいいと背中を教えてくれたのが宮間あやさん、近賀ゆかりさんでした。
そして近賀ゆかりさんがINAC神戸の文会長(現アイナックフットボールクラブ株式会社名誉顧問)と話してくれて、シーズン途中に私を受け入れてくれました。その3人の力があってサッカーを続けられることができましたし、今日この日を迎えられたのではないかと思っています。
この場をお借りして3人に感謝申し上げます。ありがとうございました。
これから感謝という気持ちを言葉ではなく、行動で示していきたいと思います。
クラブ、地域の皆さんの力になれるよう精一杯頑張りますので、これからよろしくお願いします。
■質疑応答
Q.やり残したことがあるとリリースにありましたが、ベルのユニフォームを着て感謝を伝えるということでしょうか。
福元選手:一番は応援してくださった方に何も感謝を伝えれずに辞めてしまったので、それをしっかり伝えて、引退したいなと思ったので、最後ここでプレーすることを選びました。
Q.ご自身の経験をどうチームに伝えていきたいでしょうか。
福元選手:代表でもそうなんですけども、湯郷ベルを辞めてから、 INAC神戸、ちふれと最後サンフレッチェ広島でたくさん経験をしてたので、 女子サッカーの発展のために、湯郷の街からこのクラブのオリジナルというか、もっともっと女子サッカーで街を元気にするそういう活動ができたらいいなという風に思っています。
Q.チーム・サポーターに対して、福元選手自身が感謝している部分はなんでしょうか。
福元選手:湯郷ベルというチームは、地域の皆さん、サポーターの皆さんに支えられているチームだなって出てみて改めて感じた部分もありますし、 やっぱりすごいクラブだなと思っています。
チームを支えてくださるたくさんの方々のおかげだと思っているので、またその人たちと一緒に、より素晴らしいクラブになるために、自分自身がどういう活動ができるかわからないですけども、クラブや地域と協力しながら、いろんな形で関わって女子サッカーで地域を盛り上げて、貢献できたらいいなと思っています。
Q.もう一度湯郷ベルのユニフォームを着ることに、どのような気持ちが強いでしょうか。
福元選手:サンフレッチ広島レジーナで、とても大事にしていただきました。 本当にサンフレッチェ広島というクラブは、人と人の思いをとても大事にしてくれるクラブで、 私もとても大事にしていただいたので、私もそういう人の思いを大事にしたいと思い、湯郷べルへ復帰を決めたというか、私もそうしたいと思い、こういう決断に至りました。
Q.練習や試合の姿を選手やサポーターに見せていきたいでしょうか。
福元選手:サッカーはチームスポーツなので、チーム全員が一つになって、そして会場が 一つになって戦えたらいいなって思うので、一つになって戦う姿を皆さんに見ていただきたいですし、サポーターには一つになる 一人になっていただきたいなと思います。
Q.9年前に比べて状況や環境の違いや変わってないところはありますか。
福元選手:正直チームの状況はまだ全くわからない状況ですけど、やはり変わらないのは、人の温かさです。 今日も本当にたくさんの方にお集まりいただき、本当に幸せだなって感じています。
Q.プレーではどのようにチームに貢献していきたいでしょうか。
福元選手:9年前の私の姿を知っている方は、もしかしたら私のプレーを見て、遅くなったなとか、それだけしか飛べないのかとか思うかもしれませんが、ゴールキーパーなので味方と一緒に協力して、ゴールを守りたいっていうのがあるので、 チームも若いチームだと聞いているので、私のコーチングでしっかりみんなを動かしながら、良い守備から良い攻撃が始まると思っているので、まず守備をしっかり整えて、みんなと協力して戦えたらいいなと思っています。
Q.どんな存在になっていきたいか、将来像を教えていただけますでしょうか。
福元選手:将来のことはまだ全く考えてないんですけども、 ここに帰ってきて、プレーをすることが、1つのミッションじゃないですけども、まずそれをやり遂げたいというのが、今の気持ちです。
Q.福元選手に期待している部分はどのようなところでしょうか。
高橋GM:私が2022年に 湯郷ベルのGMとして着任したんですけども、今年で 4シーズン目を迎えます。萩原市長からもあった通り、 2部を無敗で優勝して、1つがここで次のステップに行くところまで、準備はできたかなとは私個人では思っているんですけども、 2014年にレギュラーシーズン優勝して、 2016年に 1部から 2部に落ちて。というところと、過去のところを繋げていくにあたって、 当時の福元選手と宮間選手が何らかの形で、ベルに関わってほしいなあというのは、ずっと前から思っていたんですけども、まさか選手の間に来てくれるとは思わなかったので、選手として来てくれるということに対しては、僕が思ってた以上のお土産だったかなとは思ってます。福元選手が来ることによっても、この美作市に福元選手がいるというだけで、市民の方々が明るくなってより 活性化できるんじゃないかなっていうところで行くと、我々岡山湯郷Belleを運営して行く中で、我々がやらなきゃいけないというよりかは、市全体としてやっていこうっていう気になってくれれば、 より良いクラブになるんじゃないかなと思っていますので、過去というか、もともとあった湯郷ベルの過去の体制から2022年からの体制、そしてこの先もっとステップアップしていく新たなステージへのスタートラインに立つのが、今回の福元選手選手の加入だと思ってます。
Q.福元選手はいつから試合に出場できるんでしょうか。
高橋GM:6月1日以降という形になりますので、6月8日のアウェイ戦(伊賀FCくノ一三重戦)から彼女のコンディションが整って、メンバーに入ることができれば、出場の可能性もありますし、遠征に帯同する可能性もございます。
Q.街の方とか当時親交のあった方から連絡などは届きましたでしょうか。
福元選手:退団してからもどこのクラブに行っても応援してくださるサポーターの方には直接連絡をさせてもらって、ご挨拶に行きました。本当に喜んでいただいたり、電話をいただいたり、メールをいただいたり、たくさんの方からそういう連絡をいただけたので、ちょっとほっとしました。
Q.宮間さんには復帰することは伝えたのでしょうか。
福元選手:自分自身の意思を伝えて、自分自身が前進するためにここに来ることを選んだので、それを伝えたらもうそこまでしっかり決まっているんだったら、自分の決めた道を応援していると言っていただきました。
Q.福元選手がサッカーをしていて一番楽しい時はいつですか。教えてください!(質問者:南山千明選手)
福元選手:試合に勝ったとき、ただ勝つだけでなく毎試合チームが 一つになって勝つっていう時があるんですけど、本当にその瞬間を味わえたときです。
南山選手:一緒に頑張りましょう!
Q.背番号39番に込められた思いというのはどのようなところなのでしょうか。
福元選手:南山選手が現在39歳というところでその思いも込めて、というのと感謝を伝えたいということで「サンキュー」の39番を選びました。





